課題解決事例

自動車業界向け耐熱シールドテープの基材等 VA・VE提案

加工範囲	ラミネート加工、スリット加工
加工設備	スリッター、ドライラミネート

自動車業界のお客様から、耐熱性の高いシールドテープを製造してほしいとご相談を頂戴しました。

お客様が想定していた基材・接着剤では、耐熱性が足りずに溶けてしまったり、ラミネート層が剥離するという問題がありました。

シールドテープの条件は、誘電性などの機能要件をクリアすることは前提として、「150℃の環境で1,000時間の環境促進試験を行い、フィルムの破損や剥離がないこと」でした。

そこで、当社から、上記の条件をクリアできると想定される、基材と接着剤、そして層構成の組み合わせを複数種、提案しました。その後、実際に耐熱環境でテストを行い、破損や剥離、さらに変色もないテープを選定しました。

最終的には、Cuの特殊金属箔＋耐熱フィルム（PI）の組み合わせとなり、一巻2,000mのボビン巻きにて納品しています。

機能性テープ・フィルム加工課題解決センターを運営する樫の木製作所では、お客様の要求仕様をかなえるため、基材や接着剤・層構成の提案を行います。耐熱性や電気絶縁性、誘電特性など、ご要望をお聞かせください。最適なテープ・フィルムを提案させて頂きます。