基礎知識
接着剤パターンコーティングについて解説
パターンコーティングとは?
「パターンコーティング」は、フィルムへの接着剤塗布を精密に制御することで、従来の全面塗布では実現できなかった機能や特性を付与することを可能にします。
全面コーティングの場合、接着層が絶縁層となりますが、 パターンコーティングをすることによって、接着剤が絶縁層になることを防ぐことが可能となります。 さらに、接着する部分が限定する場合は、当社の接着剤パターンコーティングの技術力で対応することが可能です。
パターンコーティングの特徴とメリット
パターンコーティングの特徴
従来の接着剤コーティング加工においては、フィルム全面に均一に接着剤を塗布する「全面コーティング」が主流でした。しかし、接着剤パターンコーティングでは、グラビア印刷やスクリーン印刷などの技術を用いて、ドット、ライン、ストライプなど、様々なパターンで接着剤をコーティンの対応が可能となりました。
接着剤パターンコーティングのメリット
①接着力の調整: 接着剤の塗布面積を調整することで、接着力を自在にコントロールできます。
②通気性の確保: パターン塗布により、フィルムに微細な隙間を作り、通気性を確保することができます。
③意匠性の向上: 接着剤パターンをデザインすることで、フィルムの外観に装飾性を加えることができます。
➃コスト削減: 接着剤の使用量を削減できるため、コスト削減につながります。
「機能性テープ・フィルム加工 課題解決センター」ができること
機能性テープ・フィルム加工課題解決センターでは、お客様のご要望に合わせた高精度なコーティング技術をご提供しております。パターンコーティングにおいては、以下の3つの特徴から、当社ではお客様の課題解決に向けた最適なソリューションを提供しております。
①多様なパターンコーティングに対応するための版制作技術力
②版の選定、乾燥条件、インキの選定など詳細条件だしを行う開発スキル
③充実した検査設備を保有し、信頼性の高い品質保証を確立
接着剤パターンコーティングは、「基材選定」や「インキ・版の選定」、「塗布量とパターン・乾燥条件の決定」といった細部までの配慮が欠かせません。 当社では、インクの乾燥プロセスにおける精密な条件設定や、複雑なパターンに対応する高精度の版制作技術を保有しており、対応できる開発力があります。 また、お客様の要望に合わせた、高精度なコーティング技術で提案いたします。
接着剤パターンコーティング加工のことなら「機能性テープ・フィルム加工 課題解決センター」にお任せください!
当社では、インクの乾燥プロセスにおける精密な条件設定や、複雑なパターンに対応する高精度の版制作技術を保有しており、対応できる開発力があります。 また、お客様の要望に合わせた、高精度なコーティング技術で提案いたします。樫の木製作所では、高い精度で条件を設定し、フィルムにストレスなく加工できます。破断などの不具合が生じると生産効率や精度が低下するため、厳格な品質管理を行っています。難しい仕様にも細かく対応していますので、ご不明点がございましたらお気軽にお問い合わせください!
関連知識
-
フィルムコーディング加工を使って実現できる加工種類を解説!
フィルムコーティングを使って実現出来ること フィルム加工ではスリット加工、マイクロスリット加工、コーティング加工、プレス加工など様々な加工方法があり、お客様のご要望に合わせて加工方法を組み合わせて加工しています。その中でフィルムコーティング加工は、フィルム…詳しくはこちら -
フィルムコーティング加工について解説!コーティングの種類や材料
フィルムコーティング加工とは フィルムコーティング加工とは、フィルム基材にコーターを使ってヒートシール剤や接着剤を塗布する加工のことを言います。フィルムコーティング加工には様々な方式があり、グラビア方式、ナイフ方式、ロール方式などがあります。コーティング方…詳しくはこちら