フィルム加工技術研究所

t2.5㎛の薄膜マイクロスリット加工

t2.5㎛の薄膜マイクロスリット加工

当社では、厚さわずか2.5μmの薄膜フィルムにおいて、マイクロスリット加工を実現しています。薄膜フィルムはハンドリングが難しく、2.5㎛のマイクロスリット加工に対応できるメーカーは多くありません。

なぜ当社で実現できるのか

  • 超薄膜フィルムの加工に特化した特注設備
  • 長年の薄膜フィルムの加工で培った、条件設定と加工ノウハウ
  • 充実した検査設備を保有し、品質保証

薄膜フィルムの加工が高難度とされる理由について、
①薄膜になればなるほどハンドリングが難しい
②フィルムの搬送が安定せず、精度にばらつきが出る
といった点が挙げられます。

2.5㎛の厚みになると、一般的なマイクロスリッターでは対応が難しく、精度が安定しません。そのため、当社では、2,5㎛のフィルム加工に対応できるように、低張力での搬送と薄膜用に特化して条件設定を行なえるように、自社独自の特注マイクロスリッターを設置しています。
特注マイクロスリッターの設備力と長年培ってきた加工技術により、薄膜フィルムの高精度・高品質加工を実現します。

また、当社の選ばれる理由の一つに、充実した検査設備があげられますが、この強みは、薄膜フィルムの加工にも活きています。
薄膜フィルムは品質保証・品質管理が難しく他社が対応できない要因になっています。しかし当社では、デジタルマイクロスコープや画像寸法測定器、レーザー元素分析器を保有して品質を担保することで、高品質な製品を皆様に提供しています。

こんな課題を解決できます!

  • 製品の小型化・軽量化を実現するために、テープを最大限薄膜にしたい
  • 薄膜に加えて1mm以下の幅のテープを調達したい
  • 品質にばらつきのないマイクロスリット加工品を調達したい

当社の設備力・技術力を生かすことで、最薄2.5㎛のフィルム加工を実現し、皆様の課題を解決します。
薄膜フィルムにすることで最終製品の小型化や軽量化を実現できるなど、薄膜フィルムには高付加価値化の可能性が秘められています。もちろん、フィルムの機能要件をクリアすることは前提ですが、ご要望をお聞かせいただけましたら、層構成や材料選定も含めて提案をさせて頂くことが可能です。

また当社は、薄膜だけでなく極細フィルムの加工も得意としています。実績として、W0.6㎜×t2.5㎛のフィルム加工実績を持ちますので、薄肉・極細フィルムの加工委託先をお探しの皆様、お気軽に当社にご相談ください。

 

こんな用途で使用ができます!

  • 材質:PET ⇒  用途:極細同軸ケーブル
  • 材質:PET PP ⇒ 用途:フィルムコンデンサ
  • 材質:PET  ⇒ 用途 :フィルム加工用 当たり調整治具