基礎知識

マイクロスリット加工って何?

マイクロスリット加工とは?

マイクロスリット加工とは、材料を極めて細く切断し、長く巻き上げる加工方法です。スリット幅は一般的に10mm以下程度と非常に細く、精密な加工技術が要求されます。マイクロスリット加工は、金属箔、フィルム、樹脂、紙など様々な材料に使用することができます。

一般的なスリット加工とマイクロスリット加工の違い

スリット加工は、ロール状に巻かれたフィルムをスリット刃でカットし、再度ロール状へ巻き取る工程のことをいいます。一方、マイクロスリット加工は、スリット加工の一種であり、スリット幅が非常に細く、精密な加工技術が必要です。通常のスリット加工は、10mm~100mm程度にフィルムを加工するのに対して、マイクロスリット加工では10mm以下の細幅にフィルムを加工します。

◆(参考)スリッター機

◆(参考)マイクロスリッター機

マイクロスリット加工の工程

マイクロスリット加工は「巻き出し部」「中間部」「巻き取り部」の工程に分かれています。

まず、「巻き出し部」では原反を掛けます。巻き出しを開始し、途中で張力を測定する機械(テンションピックアップ)を通過し、次に蛇行修正装置を通過します。

その後、「中間部」に入ります。中間部ではニップロールという工程があり、材料を上下のロール(上:フリーロール、下:駆動ロール)で挟み込みます。この工程により、フィルムの巻き出し側と巻き取り側の制御を分けることができます。次に、スリット刃で決められた幅にカットします。

そして「巻き取り部」に入り、張力を測定する機械があり、力のかかり具合を確認することができます。このように、「巻き出し部」と「巻き取り部」で張力を測定することで、生産を安定させています。

マイクロスリット加工の用途例

・電子部品 :コンデンサ、トランス、電線、など

・医療機器 :カテーテル、チューブ、超音波診断装置、など 

・自動車部品:ワイヤーハーネス、燃料電池、センサー、など

・その他  :食品包材オープニングテープ、段ボール開封テープ、など

マイクロスリット加工に使用する設備

ロールスリッター機:

ロールスリッターは、大きなロール状の材料を、必要な幅に精密に切断する機械です。 1枚の円刃で材料を紙管やプラスチックコアごとにスリットします。業界では、「ブツ切り」「輪切り」「押し切り」「大根切り」などさまざまな言い方があります。必要な時に必要な分だけスリット加工を行いたい場合は、カット幅やカット個数を設定すると作業性と操作性が向上します。

マイクロスリッター機:

リワインド型マイクロスリッター機は、数マイクロメートルという厚さの精密な加工を行い、さまざまな分野で使用されています。複数の刃物を使用してロールからロールへ材料を巻き取り、指定された巻き取り長さでスリットを施す機械です。マイクロスリッター機は、連続した1枚のシートをスリットすることが可能で、より安定した精度で加工を実現することができます。

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マイクロスリット加工は、様々な材料に精密なスリットを入れることができる加工技術です。電子機器、医療機器、自動車部品など幅広く活用されています。マイクロスリット加工をおこなう際は、高度な技術と設備が必要になります。マイクロスリット加工に関することでお困り事や質問等ございましたら、是非「機能性テープ・フィルム加工 課題解決センター」までお問い合わせください。